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ブログ「ココチノ」管理人の読書ブログ

「運命の人」と出会うスピリチュアル・レッスン

「運命の人」と出会うスピリチュアル・レッスン (PHP文庫)

「運命の人」と出会うスピリチュアル・レッスン (PHP文庫)

 

EFTセラピストの方から教えていただいた、溝口あゆかさんのブログの記事。
そこで紹介されていた本をクリック。

思っていたより、ボリュームがありました。
エクササイズ(自分と向き合うワークとでもいいますか)が、いくつも載っています。
かなり具体的です。

しかし、わたしの場合、なかなか進みません。
他の本でも止まったところなんですが、「幼い頃の記憶や思い出」が思い出せません。
そのことが停滞の原因、きっかけの一つでもあるような気がしています。
この本を買ったのも、その解消を期待していたのですが、やはり簡単に分かる方法はないみたいでした。

 

読み終わって、そのことについては、「でも、まぁいいか」と思っているところです。
幼い頃=たぶん、無邪気だった頃の記憶や想いを取り戻したい気持ちはあります。
しかし、今のところ取り戻せてない、というのを再認識したことで、いいかなと。

 

最近、スピリチュアルとか自己啓発の本をよく手にしています。
著者は違えども、同じことを言っています。
「自分自身に答えがある」。

「光」とか「宇宙」とかのキーワードもよく出てきます。
と、わたしが感じるということですが。
ほかに「観察」が気になるキーワードです。

 

様々な表現があるけれど、見ているものは同じなんだろうなと思います。
服部みれいさんの『あたらしい自分になる本』増補版(文庫版)にある文章を思い出しました。
あとがきにある言葉は、みれいさんが伝える知恵だけに留まらないと思います。

この本は、旅の途中にある旅行案内所のような存在です。登山でたとえるなら、さまざまな人に、その人に合ったルートを編集者として紹介したいという気持ちがいつもあります。
ルートに自由あれ。
世の中にはすぐれた知恵が本当にたくさんあります。ぜひ、ご自分に合うものに出合っていただきたいなと思います。なにせ、自分が本当に信じるものをやることがとても大事です。西洋医学であれ、代替医療であれ、何であれ。また「自分に合ったもの」を行うことも大切です。

あたらしい自分になる本 増補版: SELF CLEANING BOOK (ちくま文庫)

あたらしい自分になる本 増補版: SELF CLEANING BOOK (ちくま文庫)

 

その知恵だけでなく、それを紹介・表現してくれる人との相性もあると思います。
そう思うのは、表現や言い回しにこだわる性格だからかもしれません。
表現がしっくり来ないと、頭では文章として理解していても、納得できないんです。

『あたらしい自分になる本』は、単行本を読んでいたので、文庫版はさらーっと読んでいました。
このブログを書いていて、もう一度読み直そうと思ってます。

 

「自分自身に答えがある」
改めて書くと、当たり前のことですよね。
「書く」ことで、客観視すること、観察することは面白いなと、最近感じます。
勝手に自分が答えを書いていてくれないかなぁ、なんてことも期待したりして。

花と葉で見わける野草

花と葉で見わける野草

花と葉で見わける野草

 

身の周りの小さな野草や雑草に目がいくようになり、マクロフィルターでの撮影も始めたので、あたらしいミニ図鑑を買いました。

“似ている仲間”くくりが、分かりやすいです。
テカテカしていない本文の紙質や写真の撮り方、フォントも好み。
表紙の黄色も、実際にはレモンイエローという感じで、気持ちいいです。
人気もあるのでしょう、わたしが買ったのは2016年1月発行の5刷でした。

マクロフィルターで撮っていると、写真と全体の記憶で植物の名前を探るのはけっこう難しいと知りました。
「雑草」と呼ばれる植物は、有名でも、載っていなかったり。
家の周りは「山」と「野」、両方だったり。
写真の撮り方(方向)でも印象が違います。
おもしろい...。

ほかには、こんな本を参考に、名前を調べています。
そして、ネット検索も。

田んぼの生き物図鑑 (ヤマケイ情報箱)

田んぼの生き物図鑑 (ヤマケイ情報箱)

 
草と暮らす: こころと体を調える雑草レシピ

草と暮らす: こころと体を調える雑草レシピ

 
野の花 (新ヤマケイポケットガイド1)

野の花 (新ヤマケイポケットガイド1)

 

ヤマケイポケットガイドは、古い版ですが。

「草ってすごい。」という特集に惹かれて、この本も持っています。
いくつか持ってる『自然栽培』のバックナンバー、手放そうと思っていますが、この号だけは手放せなさそうです。

自然栽培vol.3

自然栽培vol.3

 

 

あの人はなぜ、お金に好かれるのか?

あの人はなぜ、お金に好かれるのか?

あの人はなぜ、お金に好かれるのか?

 

人生も後半らしいのに、いまだに生きづらい...息苦しい感じがいつもあります。
「本当にやりたいこと」や「夢」は、どこかに忘れてきてしまったようで、
考えようとしても、思い出そうとしても、浮かびません。
ちょっと頭で考えたくらいでは、具体的なイメージができません。

どうやったら、忘れている「本心」が分かるのかしら?
そういうカウンセラーやワークがあるはず、と検索しヒットした一人が、秦由佳さん。
まずは著書を読んでみようと、取り寄せました。

 

こういう本では、言っていることはだいたい同じ。

自分を好きになれば、やりたいことは叶うし、お金の問題もなくなる。

 

たぶん、それって本当なんだろうなぁと思うのです。
こういう自己啓発関連やスピリチュアルな本をよく読んでいるせいかしら。
ただ、そういう説明が、わたしにはしっくり入ってきます。

しっくり来るし、頭では書いてあることが分かるのだけれど、実践できない。
「イメージできない」というのが正しいかも。
だから、問題も解決しない。
それが悩みでした。
だから、同じような本をたくさん読んでしまうんですね。

 

わたしにとっては、秦さんの文章はとても気持ちよかったです。
あ、これなら、また読み返せそうと思いました。

読んでいて、肩の力がフッと抜ける気がしたのは、“自分の良いところにも悪いところにも価値があるのだ”ということ。
自分をジャッジしないということ。

なるべく他人のことはジャッジしないように...と努めていましたが、自分には批評の目を向けていたことに気づかされました。
実のところ、他人を批評しないように努めていても、それは頭で考えてるだけで、心の中にはシコリがありしました。
「でも、本当は...なのに」と。
自分自身は認めていないから、ひがんでいたんだと思います。


秦さんの文章は、立ち位置や文体から感じる距離感が、ちょうどよかったという感じ。
苦手なタイプの文章だと、書いてあることも、少し疑ってしまうのです。
ちょっと熱かったり、「距離、近っ」ていうのは苦手です。

とはいえ、苦手な感じがしても、気になれば読んでみます。
そして、「気づき」があることも多いです。
また、それが一般的に「受ける」形であることを知ることもできます。

ストンと自分の腑に落ちる文章を書く人に出合えたことは、ラッキーです。

自然栽培

自然栽培 vol.1

自然栽培 vol.1

 

『自然栽培』1号から6号をチャリティーバザーで手放すことにしました。
興味を持ってくれる人がいるといいけど。

6号までに載っていて気になったサイトをメモ。

 

八ヶ岳南麓ファーム

「伝わる」印刷物の基本ルール

「伝わる」印刷物の基本ルール: 作り方・発注の仕方がよくわかる

「伝わる」印刷物の基本ルール: 作り方・発注の仕方がよくわかる

 

ほとんど読まないまま返却しそうなんだけど、
地元の図書館にあることの記憶に、記録。

街場の戦争論

街場の戦争論 (シリーズ 22世紀を生きる)

街場の戦争論 (シリーズ 22世紀を生きる)

 

ちょっと物騒な感じのタイトルだけれど、著者の「街場の...」シリーズの一冊。
昨年春に2/3ほど読んでいて、先日再開し読了しました。
わたしにとっては難しい話題・表現もあるのだけれど、面白い本でした。

 

前半は政治の話が多かった記憶がありますが、後半は帯にある通り「想像力の使い方」の話。
「少しだけあとがき」の項を読んだら、端的に書いてありました。

この本に副題をつけるとしたら、たぶん「想像力の使い方」というものになるのではないかと思います。論じられているトピックは政治のことや経済のことや組織論のことですけれど、読み返してみると、どの論件についても、僕が訴えているのは、「想像力を広く深く使う」ということでした。当面する問題に取り組むとき、僕がよく採用するのは、「まったく違う文脈の中で眺める」というやり方です。

(中略)

「僕が見ているようにみんなも見るべきだ」というようなことは求めておりません。ですから、「そんなものが見えるはずはない。オレには見えない」と言われても「そうですか」としかお答えのしようがない。ただ、「僕にはそう見えた」というだけの話です。でも、僕は「こんなふうに見えた」ことで、少し息がつけた。窒息感から解放された。そのときの「ほっとした感じ」を読者のみなさんにも経験してほしいと思います。

 

内田さんは、合気道の道場「凱風館」を主宰していらっしゃいます。 
そういう情報のせいか、読んでいて、“身体からの言葉”というのをイメージしました。

 

この本に関心を持ったのは、政治の状況もあります。
この本が発売されたのは2014年秋ですが、今も続いている“みんな同じ方向を向かされようとしている”感。
平和を理念としつつ、戦争や紛争に近づこうとしているように見える状況。

その理由について、内田さんは“経済成長です”と書いてます。
あ、やっぱり。
それで得する人はごく一部なのに、なぜ支持されてしまうのか。
それに乗っかれば、なんとなく自分も得するように感じるからなのかしら。
というか、損したくない感じ?

理解できないのは、自分が少数派だからなのかしら。

今までにない職業をつくる

今までにない職業をつくる

今までにない職業をつくる

 

昨年手に入れていたのに、ようやく読み始めました。
そしたら、どんどん進みます。

「武術研究者」の視点・経験からの意見・捉え方が新鮮です。

 

食生活に関して、“発芽した生玄米と生野菜だけで過ごしたいという欲求”があるが実践できない理由の一つに、“感覚が鋭くなりすぎる”がありました。

感覚が鋭くなりすぎて、町で遭遇する日常の些細な一コマに、いちいち心が大きく反応してしまうことです。母親が子どもをきつく叱っているのをちょっと見ただけで、三十分ぐらい胸が疼くような痛みが残り、とても街中では日常生活を送れなくなってしまうのです。

全くの他人なのに、共感しすぎて気が滅入る、体調が悪くなることありました。
「気にし過ぎ」「過剰反応なんだよ」って家族に云われていたけれど、食べ物の影響もあるのかも、という視点をもらいました。
自然栽培や自然農法の食物ではないけれど、多くを家族が作った作物・知っている人が作った作物で育ってきました。
それが、感覚を鋭くさせてくれたのかもしれません。
体調が悪い当時は、苦しかっただけですが、そういう視点があるということで、転換がありました。

 

炭素循環農法」という農法にも興味を持ちました。
微生物との共生によって行なう”という視点に惹かれました。
なんか、このところ「菌」が気になるのです。

「虫によく食べられるような野菜は窒素分過剰な、人間で言えば糖尿病にかかっているような野菜なのだ」という捉え方に、なるほど!
“栄養の摂り過ぎが害になる”というのも、土地も人も同じだよなぁと共感します。

すぐに実践するわけではないですが、心に留めておきます。

 

1年近く棚に並べていたこの本、表紙が強烈だよなぁと思っていました。
よく見たら、『へろへろ』と同じく、モンドくんのイラストでした。 
納得。

へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々

へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々

 

 

『今までにない職業をつくる』を読んで、体を通して感じたり、考えたりすることへの関心が強くなりました。
文中に登場した気になる方々のサイトへのリンクを張ります。