スローライフのために「しないこと」
『「限りなく少なく」豊かに生きる』と共に、図書館で借りてきた本。
同じように、ヒントが短い章に分かれて書かれていました。
なんとなく借りてきたのですが、こちらの方がしっくり...日本人が書いたものだから?
装幀がよかったのが、手に取るきっかけでもありました。
最近目にした本や過去に知った情報などが載っていて、“あ...わたし、気になってたよね、それ”っていうのを再確認させてもらったような気分です。
たとえば、
パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集 (SB文庫)
- 作者: エーリッヒ・ショイルマン,Erich Scheurmann,岡崎照男
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2009/02/18
- メディア: 文庫
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絵本 パパラギ―はじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと
- 作者: エーリッヒショイルマン,Erich Scheurmann,岡崎照男,和田誠,ツイアビ,Tuiavii
- 出版社/メーカー: 立風書房
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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『スローライフのために「しないこと」』の中では、次のように紹介されています。
今から一〇〇年ほど前、南太平洋の島に住むツイアビという人が、世界でもっとも「進んでいる」ヨーロッパを訪ね、そこで見たこと、感じたこと、考えたことを、帰ってから島の仲間たちに話してきかせた。その話をまとめたのがこの本だと伝えられている。題名の「パパラギ」とは、島の言葉で白人とかヨーロッパ人とか、文明人とかを意味する。 パパラギの暮らしぶりや考え方にはツイアビをびっくり仰天させることがたくさんあった。なかでも彼が驚いたのはパパラギが「時間」に対してどういう態度をとっているか、だった。
そう、この本は“スローライフのために”、「時間」をテーマにした本でした。
「スローライフ」を目指しているわけではないのですが、「スローライフ」という単語で括っていなかっただけで、方向はそれなのかもしれません。
読んでいて、うんうんと頷くことが多かったです。
そういえば、「弾捨離」もそうでした。
“こんなことしてるの”って話したら、「弾捨離してるんですねー!」って言われて、そういうものかと思ったことがありました。
共通のキーワードがあることで、説明が簡単になるんですね。
もう一つ思い出した本、というか場所。
北海道浦河にある「べてるの家」。
新聞の記事で知ってから、当時は何冊か読んでいました。
たぶん、この2冊も読んだんじゃないかな。
もう一度読み直したいと思います。
「しないこと」=「いること(在ること)」
今、それを考える機会を得ているんだぁと思い、感謝。
「限りなく少なく」豊かに生きる
狭い部屋で暮らす知恵を...と思って、図書館から借りてきました。
ネットで紹介されているのを見て、具体的な方法が載っていると勘違い。
しかし、載っていたのは、生き方・考え方のヒント。
具体的なヒントも載っていますが、間取りや収納の工夫ということではありませんでした。
ヒントの短い文章があって、作家、思想家の言葉の引用と短い解説。
一つ一つの項目が短いので、すぐに読めて、また分かりやすい文章です。
最近、この構成の本をよく手にしています。
世の中に多いのかしら。
勝手に期待していたのとは違う内容だったけれど、いい出合いでした。
“シンプルな暮らし”ということで、有名な著者らしいのですが、初めてだったので。
新書判のサイズの作りもいい感じです。
わたしの小さな古本屋
いつだったか、著者の古本屋「蟲文庫」を知って、気になっていました。
苔の本がきっかけだったかしら。
- 作者: 蟲文庫店主田中美穂,浅生ハルミン
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2007/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2冊とも持ってます。
彼女が編んだ、本の作りもステキな本も買いました。
ある時、思い切って手放しました(そういう波があります)。
年も近いし、そんなこんなで気になっていたわけです。
そんな時に、この文庫を知り、購入しました。
危なっかしいようだけど、すべてに、丁寧に向き合っているなぁと感じました。
それぞれ一編の長さはバラバラですが、読みやすい文章で、合間やお風呂で読んでいても、気持ちよく読み進めれます。
そして、パラパラと読み返したい感じ。
最近、本屋さんの本ばかり読んでいます。
やっぱり、憧れちゃうのです。
そして、本屋さんを尊敬しているのです。
本屋でのんびり過ごして出合った本
特に目的も無く、少し大きめの本屋さんでブラブラ1時間ほど。
なんとなく、文庫本のコーナーから歩いてみました。
教育のコーナーで目に留まったのが、この本。
消えたい: 虐待された人の生き方から知る心の幸せ (単行本)
- 作者: 高橋和巳
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/03/10
- メディア: 単行本
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パラパラと立ち読み。
そして、しゃがみこんで何ページか。
小さい頃、「消えたい」と思った記憶があります。
小学校に入学したかどうかの頃。
“自分がある年齢の『ある日』までは生きている、と決めた”ことはありませんが、
勝手に30歳くらいまでに死ぬだろうと思っていました。
病弱でも何でもなく。
そして、いま、人生後半戦。
わたしは虐待されてはいないけれど、なんだか近い感情があるように感じました。
ということで、とりあえずこの本は買わず、同じ著者の別の本を買って帰りました。
立ち読みで知ったこの著者の文章に、興味を持ったからです。
人は変われる: [大人のこころ]のターニングポイント (ちくま文庫)
- 作者: 高橋和巳
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/12/10
- メディア: 文庫
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『消えたい: 虐待された人の生き方から知る心の幸せ』もいつか読もうと思うので、そのためのメモ投稿。
からだはみんな知っている
からだはみんな知っている はじめてのクラニアルセイクラル・セラピー (祥伝社黄金文庫)
- 作者: カワムラタマミ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2010/04/14
- メディア: 文庫
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文庫本となったことで再び開いた『あたらしい自分になる本』。
まえがきに、『からだはみんな知っている』からの引用がありました。
◎3つのあ
あきらめない
あせらない
あてにしない
単行本で読んでいたときには引っ掛からなかったこの部分が気になって、本を取り寄せたのでした。
文庫本として出ていたのも、ありがたい。
「クラニアルセイクラル・セラピー」に基づいたマッサージの紹介も載っています。
それよりも、文章にとても癒される思いがしました。
今のわたしにピッタリのことばが、ありました。
やさしい言葉ばかりでなく、ハッとさせてくれるような。
「私なんて」という言葉は「私が、私が」と自分ばかり主張している傲慢さと同じものです。まずは、きちんと自分で自分を受け入れましょう。自分を受け入れていないと、人のことも本当に受け入れられないのです。
頭では分かっていても、「だけど...」「そんなこと言っても...」「だって...」となかなか納得できないでいた本当のこと。
シンプルな表現は、頭の中ではゆっくり穏やかな口調で再生され、不思議と反発が起こりませんでした。
常備薬のような本に、また出合えました。
「運命の人」と出会うスピリチュアル・レッスン
EFTセラピストの方から教えていただいた、溝口あゆかさんのブログの記事。
そこで紹介されていた本をクリック。
思っていたより、ボリュームがありました。
エクササイズ(自分と向き合うワークとでもいいますか)が、いくつも載っています。
かなり具体的です。
しかし、わたしの場合、なかなか進みません。
他の本でも止まったところなんですが、「幼い頃の記憶や思い出」が思い出せません。
そのことが停滞の原因、きっかけの一つでもあるような気がしています。
この本を買ったのも、その解消を期待していたのですが、やはり簡単に分かる方法はないみたいでした。
読み終わって、そのことについては、「でも、まぁいいか」と思っているところです。
幼い頃=たぶん、無邪気だった頃の記憶や想いを取り戻したい気持ちはあります。
しかし、今のところ取り戻せてない、というのを再認識したことで、いいかなと。
最近、スピリチュアルとか自己啓発の本をよく手にしています。
著者は違えども、同じことを言っています。
「自分自身に答えがある」。
「光」とか「宇宙」とかのキーワードもよく出てきます。
と、わたしが感じるということですが。
ほかに「観察」が気になるキーワードです。
様々な表現があるけれど、見ているものは同じなんだろうなと思います。
服部みれいさんの『あたらしい自分になる本』増補版(文庫版)にある文章を思い出しました。
あとがきにある言葉は、みれいさんが伝える知恵だけに留まらないと思います。
この本は、旅の途中にある旅行案内所のような存在です。登山でたとえるなら、さまざまな人に、その人に合ったルートを編集者として紹介したいという気持ちがいつもあります。
ルートに自由あれ。
世の中にはすぐれた知恵が本当にたくさんあります。ぜひ、ご自分に合うものに出合っていただきたいなと思います。なにせ、自分が本当に信じるものをやることがとても大事です。西洋医学であれ、代替医療であれ、何であれ。また「自分に合ったもの」を行うことも大切です。
あたらしい自分になる本 増補版: SELF CLEANING BOOK (ちくま文庫)
- 作者: 服部みれい
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/07/06
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その知恵だけでなく、それを紹介・表現してくれる人との相性もあると思います。
そう思うのは、表現や言い回しにこだわる性格だからかもしれません。
表現がしっくり来ないと、頭では文章として理解していても、納得できないんです。
『あたらしい自分になる本』は、単行本を読んでいたので、文庫版はさらーっと読んでいました。
このブログを書いていて、もう一度読み直そうと思ってます。
「自分自身に答えがある」
改めて書くと、当たり前のことですよね。
「書く」ことで、客観視すること、観察することは面白いなと、最近感じます。
勝手に自分が答えを書いていてくれないかなぁ、なんてことも期待したりして。