里山資本主義
里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)
- 作者: 藻谷浩介,NHK広島取材班
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2013/07/10
- メディア: 新書
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気になっていた本をようやく読みました。
付箋をたくさん付けて、読み終えた後、その場所を再び読み直し。
気になるのは「ロケットストーブ」や、楽しむ人たちの視点です。
それらは、ノートに書き写しました。
ここに引用するのは、最終総括の章で、藻谷さんが書かれていた部分です。
人間の価値は、誰かに「あなたはかけがけのない人だ」と言ってもらえるかどうかで決まる。人との絆を回復することで、そして自分を生かしてくれる自然の恵みとのつながりを回復することで、ようやく「自分は自分でいいんだ、かけがえのない自分なんだ」ということを実感できる。そのとき初めて人は、心の底から子どもが欲しいと思うようになる。自分にも子どもがいていいのだと思えるようになる。なぜなら子どもは、自分と同様に、そこにいるだけでかけがえのない存在だからだ。この自分の幸せを、生きている幸せを、子どもにも味わって欲しいと心の底から思うとき、ようやく人は子どもを持つ一歩が踏み出せる。
あぁ、なるほどね、と感じました。
割と納得。
だけど、「かけがけのない人だ」と言われなくても、「かけがえのない人」です。