今までにない職業をつくる
昨年手に入れていたのに、ようやく読み始めました。
そしたら、どんどん進みます。
「武術研究者」の視点・経験からの意見・捉え方が新鮮です。
食生活に関して、“発芽した生玄米と生野菜だけで過ごしたいという欲求”があるが実践できない理由の一つに、“感覚が鋭くなりすぎる”がありました。
感覚が鋭くなりすぎて、町で遭遇する日常の些細な一コマに、いちいち心が大きく反応してしまうことです。母親が子どもをきつく叱っているのをちょっと見ただけで、三十分ぐらい胸が疼くような痛みが残り、とても街中では日常生活を送れなくなってしまうのです。
全くの他人なのに、共感しすぎて気が滅入る、体調が悪くなることありました。
「気にし過ぎ」「過剰反応なんだよ」って家族に云われていたけれど、食べ物の影響もあるのかも、という視点をもらいました。
自然栽培や自然農法の食物ではないけれど、多くを家族が作った作物・知っている人が作った作物で育ってきました。
それが、感覚を鋭くさせてくれたのかもしれません。
体調が悪い当時は、苦しかっただけですが、そういう視点があるということで、転換がありました。
「炭素循環農法」という農法にも興味を持ちました。
“微生物との共生によって行なう”という視点に惹かれました。
なんか、このところ「菌」が気になるのです。
「虫によく食べられるような野菜は窒素分過剰な、人間で言えば糖尿病にかかっているような野菜なのだ」という捉え方に、なるほど!
“栄養の摂り過ぎが害になる”というのも、土地も人も同じだよなぁと共感します。
すぐに実践するわけではないですが、心に留めておきます。
1年近く棚に並べていたこの本、表紙が強烈だよなぁと思っていました。
よく見たら、『へろへろ』と同じく、モンドくんのイラストでした。
納得。
『今までにない職業をつくる』を読んで、体を通して感じたり、考えたりすることへの関心が強くなりました。
文中に登場した気になる方々のサイトへのリンクを張ります。