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ブログ「ココチノ」管理人の読書ブログ

土屋耕一のガラクタ箱

土屋耕一のガラクタ箱 (ちくま文庫)

土屋耕一のガラクタ箱 (ちくま文庫)

 

書店の新刊コーナーで見かけて購入。
たしか、帯に糸井重里さんのコメントがあったような。

たまに見る「ほぼ日刊イトイ新聞」で、土屋耕一さんに関する記事タイトルを何度か見かけたことがあった。
それで、なーんとなく気になっていた。
さらに、和田誠さんが描かれた表紙イラストにも惹かれた。

その直感は当たっていて、面白かった。
時々、というか、本質は難しくて、目は文章を追っているのに頭は理解していないこともあったけど。
なので、また読み返すだろう。

2月末に買って、本日ようやく読了。
一篇一篇は短いので、途中でほかの本を読んだり、眼科での待ち時間に読んだりしていた。

へぇーっと感嘆するもの、クスッと笑ってしまうもの、うーんと考えるもの。
面白い。
1970年頃の文章で、その時代を伺える部分もあるけれど、土屋耕一さんの観察力に一番惹かれた。
キラキラしていた人なんだろうなぁ。

途中から、気になったページの端を折る。
後から読み直すつもり。
ペンか赤鉛筆を入れるつもり。

ずっと、文庫本でも、書き込みやページを折ることはしなかった。
こう書いてて思い出したけど、高校生の頃はしていたな。
買った文庫本=自分のものだったから。
あぁ…文庫本の思い出...それは、また書こう。

大人になってから、本そのものへの愛着が出てきて、書き込みやページを折ることはなくなった。
2冊買いする経済力は無い。
また、「情報」として買った本は、また売ったり譲ったりすることがあるので、そのためにページの折り跡も残さなくなったなぁ。