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らくがきマスター

ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン

ラクガキ・マスター 描くことが楽しくなる絵のキホン

 

寄藤文平さんのイラストは、カワイイわけでもカッコイイわけでもないのだが、思わず目が惹きつけられる。
だから、買ってしまった。
もうだいぶ前の話。

冒頭にある「秘技ボウフラ図」には、鳥肌が立つ。気持ち悪くて。
ブツブツは苦手なのだ。
あー、色んな苦手なブツブツ、穴穴、凸凸を思い出して、鳥肌が体全体に広がる。

というように、ページをめくると、ちょっと気持ち悪く感じるラクガキも出てくるのだけれど、ラクガキだからしょうがない。
それこそがラクガキだ。

今、読み返してみると、自分の悩みや疑問にヒントになることばが書かれていた。

イメージが絵になるのではなくて、絵がイメージを作ってくれる。

自分の絵が、僕のわかっていないことや足りないところを教えてくれます。
それを、自分の眼で見たり、調べたり、推測したりしながら
絵を描き直していくことで、頭の中のイメージがハッキリとクリアーになる。

絵を描くという方法ではないけれど、頭の中でぼんやり浮かんでいるイメージを明確にするには、まずは絵にしてみる(自分が見れる形にする)というのが大切なんだ。
雑誌からの切り抜きでもいいし、写真を撮ってもいいかもしれない。
自分が眺められる形にしてから、次を考えればいいんだ。 

この本を見ていたら、やっぱりラクガキもしたくなった。
ツラツラ書いている日記の中に、ラクガキも入れられるようになったらいいなぁ。