いのちの森の台所
「森のイスキア」を主宰する佐藤初女さんの本。
すでに図書館で借りて読んでいたけれど、文庫本を見つけて購入した。
本を開いて、初女さんの文章に触れると、体の力がふっと抜ける。
安心する。
食材のひとつひとつには、かけがえのない“いのち”が宿っています。
(中略)
食べるということは、そんな食材のいのちをいただいているということなんですね。そう思うと、自然に感謝の気持ちが湧いてきます。食はいのち、食材もまたいのち。だからこそ、食は生活の基本なんです。
「食」は「いのち」にそのまま繋がっていて、自分を作るもの。
食べているものに「いのち」を感じられているだろうか?
「いのち」があるものとして、丁寧に扱い、調理する姿勢も大事だろう。
心持ち次第というのが、何事に関してもある気がする。
食材にはすべて「いのち」が宿っているけれど、その力には差があると思う。
分かりやすい尺度でいえば「鮮度」、見た目で分かる。
また、生産者・農法によって食材の力が大きいものもあると思う。食べると感じられる。「違う」という表現しか私は出来ないのだけど(^^;
お陰様で、私は感じられている。
家の畑から採ったものが食卓の中心だ。
今は山菜の季節なので、特に力強い「いのち」を感じられる。
感謝。
そんな恵まれた環境なのに、万年エネルギー不足な私。
自分がエネルギー不足のまま何かしても、中途半端になったり、 自分から始めたことなのに見返りを求めたり、自分の外に「不足」の原因を求めたりしてしまう。
何だか、漏らしながら注入している感じなのだ。
やっと最近気付いたので、穴を塞ぐ作業をしている。