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ココチノの本棚

ブログ「ココチノ」管理人の読書ブログ

ちゃぶ台 vol.2 革命前々夜号

暮らし
ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台 vol.2  革命前々夜号

ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台 vol.2 革命前々夜号

 

ミシマ社の雑誌、第2弾です。
今回のテーマは「食×会社」。

相変わらず、本の作りも内容も面白いです。
ニヤニヤしたり、なるほどと感心したり、フフッと笑ったり。

ミシマ社の雑誌『ちゃぶ台』1号2号

周防大島の農家 宮田さんのことばに共感しました。

野菜を「お金」と見るのではなく、野菜(作りや販売)にかける「手間」を代金でいただくと捉えていければいいなと感じています。

そういう繋がりが増えたら、作る側も買って食べる側もきっと楽しいです。
宮田さんも仰ってましたが、それは農家さんだけの話でもないですよね。
「お金」「経済」というモノサシが一番重要だって感じになってる...。

 

うーん、やっぱり難しい時代なんだね。
じゃなくて、変化の兆し、希望がこの雑誌にはあります。
編集後記にあるように、その「空気」があるんだと思います。
不安ばかり強調されてる気になっていたなら、この雑誌を読んでみたらどうかしら。

 

「食×会社」だけじゃない内容ももちろんあります。
初めて読んだ植本一子さんの文章は、びっくりしましたが、とても面白いです。
著書を読みたくなりました。

かなわない

かなわない

 

 

幻滅と別れ話だけで終わらないライフストーリーの紡ぎ方

ジブン
幻滅と別れ話だけで終わらない ライフストーリーの紡ぎ方

幻滅と別れ話だけで終わらない ライフストーリーの紡ぎ方

 

図書館で借りました。
よしもとばなな」さんの名前に惹かれて。
ばななさんの対談物読んでも、その言葉に直接ピンと来ないことが多いのだけど、惹かれるのです。
今回も、わたしには難しかったです。


きたやまおさむ」さんが、ザ・フォーク・クルセダーズの人だってことは名前からそうかなぁと思いましたが、それだけ。世代がちょっと違うからかな。
ばななさん、ファンなんだぁ...と思いながら、読んでました。
きたやまさんの講演と、それにまつわるお二人の対談をまとめた本。

 

思わずノートに書き写してしまったのが、こちら。

きたやまさんの「普通って、どこ行ったら教えてくれるのか。普通ってどこから学ぶのか。」に対して、
ばななさんの答えが「町と自然と身体から」「見聞を広めるしかない」。
そして、「普通って、ものすごい成熟した感覚」という、きたやまさんの言葉。

普通”って、よく分からなくて、苦しんだなぁと思い出しました。
年を重ねると、そういうよく分からない苦しみが薄くなるみたいに、最近感じます。

 

あと、「再生する自然」「切実さ」「人生を生き残ってきた」という言葉が印象に残りました。

切実さ”について、きたやまさんが「前にある障害を抱え込んで、そして、それをなんとかするべくして生まれてきているという切実さと今、おっしゃったようなところが、何かその人らしさ」と言い、ばななさんは「その人にとって切実じゃないと、ほかの人の切実さにひびかない」と続けていました。

 

「人生を生き残ってきた」という表現は、先日読んだ『女子をこじらせて』でも同じような言葉を目にしました。
みんな、苦しみを抱えながら、生き残ってきているのだね。

女子をこじらせて

ジブン
女子をこじらせて (幻冬舎文庫)

女子をこじらせて (幻冬舎文庫)

 

「こじらせ女子」
ネットでその言葉を見た当時、本は読んでいないけど、あぁ自分のことかなぁと感じました。
そして、いつか読もうと思っていました。

 

が、ずるずると時は流れ…。
先日ネットニュースで見た、著者の雨宮まみさん逝去のニュース。
いま読まなきゃと、図書館で借りてきました。

 

読んでいるうちに泣けてきました。
どうして泣いているか分からないけれど、思わずウッと込み上げてくるくらい。
感じている“生きづらさ”が似ているように感じたのかな。

殻を破って出せる、まぶしい「本当の自分」なんて、ない。
何もかもが自分には「許されてない」と思ってたんですよね。
自分だけが何かがおかしいと思いました。悪い意味で普通じゃない。そのことに気づかれたらどうしようと思っていました。
 

「ブスだ」「ブサイクだ」と言われて傷ついていたこと、
ニキビに悩んで、今も将来も真っ暗に感じた経験に、苦笑いするくらい共感しました。
ニキビは、きれいにはならなかったけど、幸いクレーターにはならなかったです。
中学生時代に持っていた、あの「ニキビ痕」に関する情報は何だったんだ?

 

いま、わたし自身も感じていることを端的に、いや長いけど、書いていてくれました。たびたび、ノートに書き写したそれを、読み直そうと思います。

 

雨宮さんの文章、とても好きだなと思いました。
「どっぷりつかっているのに、つかっているのは超浅瀬。」の表現が好き。
まさに、わたし。

雨宮さん、ありがとう。
 
 
一人一人の生きづらさや悩み・苦しみは違うけれど、当事者として根っこの違和感が近いかもしれないというのは、希望でした。
同じ方向を見ている人たち。
 
向かい合って分かってくれるかもしれない、という人がいるのも希望。
わたしにとって、それは高橋和巳さんの本で気づけたことでした。

 

 

岩木遠足

 

岩木遠足 人と生活をめぐる26人のストーリー

岩木遠足 人と生活をめぐる26人のストーリー

  • 作者: 豊嶋秀樹,「岩木遠足の本」制作委員会
  • 出版社/メーカー: 青幻舎
  • 発売日: 2015/11/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 
帯にある、編者である「岩木遠足」ディレクター 豊嶋秀樹さんの文章が、この本の内容を示してくれています。

みなさん、こんにちは
ようこそ、「岩木遠足」へ

 これは、青森県弘前市を中心に開催された、人と生活を巡る、遠足型のイベント「岩木遠足」から生まれたもうひとつの物語です。
これから 26人の話し手の言葉に導かれ、ページをめくり、バスに揺られて、今までの見慣れた風景が少し違って見えてくるような遠足に行きましょう。
この遠足では、「こうでなければならない」という断定的なことではなく、「こういうあり方もあるんだよ」と、もうひとつの選択肢を増やしてくれるような、そんな気持ちになる言葉と数多く出会うでしょう。頂点や目的地に到達することだけが大切なのではなくて、今、こうして歩いていることこそが大切であり、楽しいことなんだよと言ってくれているようです。
 
話し手のみなさんは、普段は見えにくくなっている当たりまえのことに、それぞれのあり方で気づかせてくれます。それは、私たちのこれからにとって大きな勇気となり、ふっと気持ちを軽くしてくれるものだと思います。
 
それでは、準備はよろしいですか? 集合場所でお会いしましょう。楽しみにお待ちしております。
 
話し手の言葉、聞き手の文章を読んで、感じるのは人それぞれ。
話し手のみなさん
佐藤初女、石川直樹、佐藤ぶん太、成田貞治、中川俊一、阿保六知秀、石田エリ、児玉大成、工藤光治、柴田誠、KIKI、西村佳哲木村秋則、ルーカス.B.B、 タテタカコ、石村由起子、ogurusu norihideYTAMOオオルタイチ二階堂和美、トンチ、原田郁子福田里香、笹森通彰、三原寛子、白取克之(順不同・敬称略)

本屋がなくなったら、困るじゃないか

2015年11月に福岡市で「ブックオカ」のイベントとして2日間にわたって開催された「車座トーク 〜本と本屋の未来を語ろう」の内容と、2016年に取材されたインタビューで構成されています。

熱量のある本でした。
トークやインタビューの本は、わたしには読みにくい印象がありますが、引き込まれるように、どんどん読んでしまった感じ。

本と本屋の話だからでしょうか。
危機感をこの本から感じたからでしょうか。

登場人物が多いので、外国の小説を読むかのごとく、ときどき混乱しつつ。

 

本の出版・卸・物流・小売の実情が垣間見られて、“やっぱり、大変なんだなぁ”と感じます。
反面、登場する方々は、みな楽しそうでもありました。

現状に対する不満を漏らしていたって、何も変わらないってことか。
それは、本の周辺だけじゃなく、すべてのことに共通することなのかもしれません。

 

後半のインタビューの中で、ミシマ社代表の三島邦弘さんが、企画中の本の話をしていました。

実はいま、「小商い実践シリーズ」、実際そう銘打つかはわかりませんが、映画館やパン屋、本屋などの業種で、自分の貯金で始められるような小商いレベルのお店の具体的な作り方を提示する本を準備しているんです。

面白そう!

Amazonが台頭する中で、本の周辺、街の本屋はどうなっていくのか?という話なのに、Amazonの商品紹介を載せるわたし。

本の本、2冊

図書館から借りてきたけれど、ほかに優先順位の高いものが出てきて、返却までに読み終えることが出来なさそうなので、記録。

また読みたい、そして、図書館にあることを忘れないために。

 

移動図書館ひまわり号

移動図書館ひまわり号

 

 

 

スローライフのために「しないこと」

暮らし アイデア
スローライフのために「しないこと」

スローライフのために「しないこと」

 

『「限りなく少なく」豊かに生きる』と共に、図書館で借りてきた本。
同じように、ヒントが短い章に分かれて書かれていました。

なんとなく借りてきたのですが、こちらの方がしっくり...日本人が書いたものだから?
装幀がよかったのが、手に取るきっかけでもありました。

 

最近目にした本や過去に知った情報などが載っていて、“あ...わたし、気になってたよね、それ”っていうのを再確認させてもらったような気分です。

たとえば、

パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集 (SB文庫)

パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集 (SB文庫)

  • 作者: エーリッヒ・ショイルマン,Erich Scheurmann,岡崎照男
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2009/02/18
  • メディア: 文庫
  • 購入: 1人 クリック: 14回
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絵本 パパラギ―はじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと

絵本 パパラギ―はじめて文明を見た南の島の酋長ツイアビが話したこと

 

スローライフのために「しないこと」』の中では、次のように紹介されています。

今から一〇〇年ほど前、南太平洋の島に住むツイアビという人が、世界でもっとも「進んでいる」ヨーロッパを訪ね、そこで見たこと、感じたこと、考えたことを、帰ってから島の仲間たちに話してきかせた。その話をまとめたのがこの本だと伝えられている。題名の「パパラギ」とは、島の言葉で白人とかヨーロッパ人とか、文明人とかを意味する。 パパラギの暮らしぶりや考え方にはツイアビをびっくり仰天させることがたくさんあった。なかでも彼が驚いたのはパパラギが「時間」に対してどういう態度をとっているか、だった。

そう、この本は“スローライフのために”、「時間」をテーマにした本でした。

スローライフ」を目指しているわけではないのですが、「スローライフ」という単語で括っていなかっただけで、方向はそれなのかもしれません。
読んでいて、うんうんと頷くことが多かったです。

そういえば、「弾捨離」もそうでした。
“こんなことしてるの”って話したら、「弾捨離してるんですねー!」って言われて、そういうものかと思ったことがありました。
共通のキーワードがあることで、説明が簡単になるんですね。

 

もう一つ思い出した本、というか場所。
北海道浦河にある「べてるの家」。

安心して絶望できる人生 (生活人新書)

安心して絶望できる人生 (生活人新書)

 
「べてるの家」から吹く風

「べてるの家」から吹く風

 

新聞の記事で知ってから、当時は何冊か読んでいました。
たぶん、この2冊も読んだんじゃないかな。
もう一度読み直したいと思います。

 

しないこと」=「いること(在ること)

今、それを考える機会を得ているんだぁと思い、感謝。